google.com, pub-2973450758561129, DIRECT, f08c47fec0942fa0

ハーシェルの独り言

グラブルや雑談等、しがないぴよっぴよです。

ゆかりさんと学ぶ哲学用語『イデオロギー』若干ネタ【VOICEROID解説/哲学】

 

 

www.nicovideo.jp

 

イデオロギー

 

さて、世の中にはひろゆっきー(上記動画のキャラ)のように様々な考え方を持った人達がいます。そして人によっては社会的、歴史的立場を反映させた色々な傾向があり
その傾向のことを、通常私達はイデオロギーと呼びます。
要するに思想の傾向というわけですね。

イデオロギーという言葉は、マルクスエンゲルスの共著『ドイツ・イデオロギー
においてはじめてイデオロギーという言葉が生まれました。
マルクスは主にイデオロギーという言葉を
資本主義への批判に主に用いていた言われています。

イデオロギーの定義は人によってまちまちですが、マルクス主義の定義に乗っ取るならば
イデオロギーとは社会の現実からかけ離れた矛盾を覆い隠してしまうほどの意識の
形態だと言います。
階級社会においては上部構造と下部構造の相互作用を通じて特定の勢力が
自らの利益に有利になるようなイデオロギーを正当化してしまい
現実的な問題が疎かになったりしてしまう。

マルクスは、イデオロギーにはこのようなイデオロギー性質があるといい、
これは虚偽意識と訳されます。

上部構造/下部構造については前に取り扱ったことがあるので、そちらをみていただければ
と思います。

さて、現代的なイデオロギーについて考えると政治的な問題は避けては通れません。
米中露のような巨大なイデオロギーによる台頭は、やがて『イデオロギー戦争』と呼ばれる
までに発展しました。

なぜイデオロギー同士は激しく対立をしてしまうのでしょうか。

かつてのソ連アメリカによる資本主義対社会主義などの冷戦の構図のように、お互いに
正義とすることが両立を認めずに狭量でぶつかりあってしまう。
思想傾向をぶつけあったところで、何も問題は解決しないというのに。

それは現代においても変わらずに思想の対立は存在しています。
しかし、だからと言ってイデオロギーを持つことが悪いということではないのです。

何らかのイデオロギーを批判する時、批判する自身もまた何らかのイデオロギーの影響下
にあるかもしれない自覚を持つ事が大事なのではないでしょうか。
それに気づけないまま批判を繰り返しても
かつての冷戦と同じで何もその行為に進捗はありません。

それはきっと、とあるイデオロギーに妄信し思想をふりかざす人々と差異はないことだと
思いますから。

ということで今回は『イデオロギー』についてでした。