評価/★★★★☆
まずは前情報無しで第1話をとにかく見てみて欲しい
作品概要
原作の過去の世界(原作の5年前頃 - 2年前頃。剣輔と神楽が出会う前)が物語の舞台となっている。そのため、アニメにおいて黄泉と神楽が主役を務めている。 第1話放送時まで、公式ウェブサイト上および各アニメ雑誌においても、「防衛省超自然災害対策本部特殊戦術隊第四課の観世トオルを中心としてシナリオが展開されていく」と報じられ、それに関してのスタッフの座談会が公式ウェブサイト上に掲載されるなど、視聴者に大きなフェイクを仕掛けた演出意図、構成が計られていた。
引用 Wikipedia
12年前のアニメとは思えないクオリティ
最近ニコニコ動画の方で第一話が公式によってUPされそれをきっかけに全視聴した、ちなみにアマゾンプライムで見れる。
全話に渡って作画がとても良く、最近放送されているようなアニメのものと遜色なく違和感を覚えないほど。
キャラクターデザインも秀逸で10年以上前の作品だが非常に見やすい作品だった。
衝撃の第1話
とにかくこの作品は第一話が衝撃的なものであり、構成はスッキリするほど綺麗に整えられている。
実際、第1話放送時まで公式ウェブサイト上および各アニメ雑誌においてもPVにある通りのキャラクター達がメインビジュアルの作品......。
かと思いきやまさかの第一話で全滅ENDという斬新すぎる展開、思わず筆者も声が出てしまう程の衝撃だった。
3話以降で公式サイトのメインビジュアルが変更されるという、大々的なフェイク演出を行った伝説的なアニメ。
真の主人公達
2話以降で本格的にこの作品は動き出し、真の主人公である女子高生二人の黄泉、神楽。彼女たちを中心に環境省を中心とした物語が展開していく。
(妃カット可愛い)
中盤から後半に渡る落差
比較的中盤までは序盤にはなかったほのぼの系の雰囲気で進行し、後半でその落差が結構ある。
第一話や第二話での謎がだんだんと判明していくが、その経緯がちゃんと納得できるような物語展開だった。
あまり不満に思った点はないが、しいて言うなら神楽とその同級生たちの仲違いシーンであろうか。
その同級生たちは悪霊になった保険室の先生から学校内で神楽に命を救われたのだが、何故か神楽に感謝するどころかキレちらかすシーンがある。
そこだけは唐突過ぎて疑問符が浮かぶ、後に神楽のメンタルケアシーンをやりたかったのかもしれないがそうは言っても情緒不明である。
黄泉
彼女に関しては余り言及しないでおくが、環境省のチームとはほのぼの関係にあっただけに後半での展開はその取り返しのつかない出来事に救いは余りなさそうな雰囲気は良く伝わってくる。
その出来事が後の原作に繋がる神楽の人格形成につながると考えると致し方ない気もする......。
総評
キャラクターデザインはとてもよく、作画は終始安定してストーリーも起伏のある非常に良く完成された作品だ。
アクションも見ごたえがあり、多少引き絵やCGに荒感を感じるがそこは10年以上前の作品なのでそれは仕方がない。
主人公二人組によるほど良い百合シーンもあるのでそれ目当てでも全然イケます。