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ハーシェルの独り言

グラブルや雑談等、しがないぴよっぴよです。

ゆかりさんと学ぶ哲学用語『ポピュリズム』大衆を迎合する態度【VOICEROID解説/哲学】

 

ゆかりさんと学ぶ哲学用語『ポピュリズム』政治が大衆に迎合しようとする態度【VOICEROID解説/哲学】

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#sm41525273 #ニコニコ動画

 

ポピュリズム

少し期間が空いてしまってましたが、またコツコツ動画を挙げていこうと思います。

さて、今回は最近アメリカの中間選挙で盛り上がったこともあって、トランプ元大統領の話題をよく聞く機会が増えましたね。
トランプ元大統領のTwitterの永久凍結が解除されるのだとか。

しかし、そんな誰もが知るトランプ元大統領は、よく次の言葉を用いられて批判されていることがあります。

ポピュリズム』政治家

このポピュリズムという言葉、ニュースやらで一度くらいは聞いたことがあるでしょうか。

今回はこの『ポピュリズム』という哲学用語についてです。

ポピュリズムとは、日本語では『大衆迎合主義』とよく訳されます。

これは意味合いとして、政治が大衆に迎合しようとする態度のことを指しています。

一見聞こえの良い言葉のように思えてきますが、その実は民衆に耳を傾けるのではなく、
民衆に対して共感の得やすい言論を展開し、それを駆使することであたかも民衆の意見
であることを装い、政治家自らが望む様な変革を実現させるような、云わば扇動的な
カリスマ政治家のことを指す意味合いとしてポピュリズムという言葉は使われます。

まぁここでは大まかに民衆を扇動して過激な言論を取る政治家と捉えてもいいでしょう。

このようなポピュリズム政治家が生まれる経緯としては、その国の民衆が
不満を抱えはじめ、民主主義が機能不全に陥ると、まるでそのことの警告のようにして
代弁者たるポピュリズム政治家が現れ始めるのです。

今そんなポピュリズム政治家が世界中に席巻し始めていると言っても過言ではありません。
ベネズエラチャペス大統領、ハンガリーのオルバー首相、トルコのエルドアン大統領
といった人物たちなど、権威主義を丸出しにしたポピュリスト達として名を良く連ねます

ドイツ出身のアメリカの政治学者、著作『ポピュリズムとは何か』の著者
『ヤン=ヴェルナー=・ミュラー』によれば、ポピュリズムとは
人々が持つ特定の道徳に基づく政治のイメージを、エリートによる
政治と対置させる反エリート主義的なものだと言います。
いわゆる反知性主義、反エスタブリッシュメント
(エスタブリッシュメントは社会的に確立した体制・制度やそれを代表する支配階級のこと)
のようなものだという事です。

このような反エリート主義的なポピュリズムは世界的な問題とされ、近年の
英国EU離脱問題や、ドイツやフランス。イタリアなどの欧州でのポピュリスト政党の台頭
など、国内の分断が深刻な事態として叫ばれます。

ミュラーはこのポピュリズムの本質として、多様な意見を統合する民主主義の多元主義
に対して、ポピュリズムは他の考えや道徳を認めない反多元主義的側面があることに
その本質を捉えているのです。

以上のことから、ポピュリズムとは何か。そしてポピュリズムはなぜ批判されるのかが
分かりましたね。

さて、ポピュリズムについて調べていると、分断や紛争を招きかねない
存在としてよく絶対悪のように表現されることがあります。
正直私には、ポピュリズムが本当に悪なのか、それとも善なのかは判断がつきません。
究極的に言えば民主主義が本当に正しいのかすら分かりません。

ですが、少なくとも多くの人間が信じる道が当分はその時代にとっての正義なのだろうと
思います。
人々にも様々な政治信条があろうとは思いますが、何事も極性化しないようにのめり込み過ぎず、
常に多角的な視野を持って政治等の問題に関心を持ってもらいたいものですね。

ということで今回は【ポピュリズム】についてでした。

 

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